禁煙(きんえん)というのは、どれくらいの期間(きかん)タバコを吸わ(すわ)ずに過ごし(すごし)たら成功(せいこう)したと言え(といえ)るのでしょうか。毎日(まいにち)40本(ほん)も吸っ(すっ)ていた人(ひと)が、5日間(にちかん)まったく吸わ(すわ)ずにいられたら、それはすごいことだと言(げん)えるでしょう。しかし、半年(はんとし)や1年(ねん)、2年(ねん)もの間(あいだ)、禁煙(きんえん)を続け(つづけ)ていたのに、ふとしたきっかけからまたタバコを吸い始める(すいはじめる)人(ひと)もいるのです。「もうタバコは吸い(すい)たくない」「タバコの煙(けむり)に嫌悪感(けんおかん)を覚える(おぼえる)」という気持ち(きもち)になれば、再び(ふたたび)タバコを吸い始める(すいはじめる)ことはないかもしれません。禁煙(きんえん)を始め(はじめ)て1週間(しゅうかん)から2週間後(しゅうかんご)は安心(あんしん)期(き)と呼ばれ(よばれ)、その名(な)のとおり気持ち(きもち)が緩ん(ゆるん)で「もう大丈夫(だいじょうぶ)だ」と油断(ゆだん)しやすい時期(じき)になります。「2週間(しゅうかん)もタバコをやめられたのだから、ここで1本(1ぽん)吸っ(すっ)てもすぐにやめられるし、欲求(よっきゅう)もコントロールできるようになった」とつい手(て)を伸ばし(のばし)てしまうと、1本(1ぽん)のつもりが2本(ほん)、3本(3ぼん)と増え(ふえ)てしまい、この時期(じき)に挫折(ざせつ)してしまう人(ひと)が全体(ぜんたい)の3割(わり)近く(ちかく)もいるそうです。せっかく2週間(しゅうかん)もの間(あいだ)、タバコから離れ(はなれ)られたのに、もったいない話(はなし)です。この頃(このごろ)には、禁煙(きんえん)初期(しょき)のような強い(づよい)喫煙(きつえん)欲求(よっきゅう)はなくなっていることと思い(とおもい)ますが、脳(のう)はまだニコチンを要求(ようきゅう)している状態(じょうたい)になっています。そのため、この時期(じき)を乗り切る(のりきる)方法(ほうほう)として、食事(しょくじ)を軽め(かるめ)にすることが挙げ(あげ)られます。食事(しょくじ)をたくさん摂る(とる)と、覚醒(かくせい)度(ど)を低下(ていか)させてしまうので、タバコを吸い(すい)たいという欲求(よっきゅう)を起こし(おこし)やすくなるのです。また睡眠(すいみん)はしっかりとり、お酒(おさけ)を控えめ(ひかえめ)にするのも、タバコに手(て)を伸ばさ(のばさ)ずにこの時期(じき)を過ごす(すごす)方法(ほうほう)のひとつです。
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